モルディブIMUGA(イムガ)を利用するための完全ガイド【2024年8月最新】

現地お役立ち情報

モルディブよりYasuです。

海外に入国する際、目的地に近づくと機内で「入国カード」というものが
機内で配られる国が多いですよね。
イミグレーションでパスポートと一緒に提出するものです。

これが配られると「入国カード」に記入しなければならない情報を確認すべく、
カバンから筆記用具を出して、パスポートを出して、搭乗券を出して・・・・、
と一瞬バタバタする時間が訪れます。

モルディブでもコロナ前までは「入国カード」がありました。

コロナ渦からは「入国カード」という紙媒体に取って代わり、
IMUGA(イムガ)」というオンライン申告に変わりました。

このIMUGA、英語表示しかありません。
※入力も英語表記でする必要があります。

モルディブへの渡航国トップ10くらいの言語切り替えができればと思うんですが。
(日本はコロナ以降トップ10に入っていませんが・・・)

そんなIMUGAですが、2024年8月15日から変更点が発生した関係上
申告内容も少し変わったところがあります。
これを機会にIMUGA登録の手順について詳しく紹介したいと思います!


IMUGA申請のタイミング

IMUGAはモルディブ入国前96時間以内の申請が必要です。

例えば8月20日12:00pmにモルディブに到着する場合・・・
8月16日12:00pm以降に申請が必要になります。

もし間違えてそれ以前に申請した場合、新たに登録すれば大丈夫です。
間違えた申請をキャンセルする必要はありません。

また2024年8月15日からは、モルディブ出国の際のIMUGA申請は不要
となります。

【モルディブ出入国管理局ホームページより(2024年8月13日公示)】

Maldives Streamlines Departure Process for Outbound Travellers

申請する前に準備&確認するもの

申請画面に入る前に下記4点を事前に準備、確認しておくと
スムーズに進めることができます。

・パスポートの顔写真面の画像(スマートフォンで撮影したものでOK)
・自身の顔写真(スマートフォンで撮影したものでOK)
・国際線航空券の予約番号(バウチャーに記載あり)
・宿泊施設名の英語表記(ローカル島の場合は島名と宿泊施設名の英語表記)


IMUGA登録の手順

IMUGAはパソコン、スマートフォン、どちらからも申請操作が可能です。

①まずはIMUGAのページにアクセスし、下記画像内の申請部分のボタンをクリック
※トップ画面は頻繁に変わるようです。
下記画像は2024年8月現在のIMUGAトップ画面です。

【パソコン版】

パソコン版IMUGAトップページ

【スマホ版】

スマホ版IMUGAトップページ


②「パスポートの顔写真面のデータ」を登録する画面です。
「Browse to upload」をクリックし、保存している画像から選びます。
あらかじめスマートフォン等で撮影したものを準備しておきましょう。
※以降、スマホ画像は省略します。流れは同じです。


③「滞在目的の選択」
該当するものをクリックし、NEXT(次へ)をクリック。
観光の場合は「Holiday」になります。



④個人情報入力
下記画像内の黒塗りしているところは、パスポートを読み込んで
自動的に表示がされるようになっています。
「国籍」が、私の日本国籍のパスポートで進めているのですが
なぜか”ジャマイカ”と表示されてしまっている・・・
念のため自動反映が間違っていないか確認したほうがよさそうです。


⑤「モルディブ到着」と「モルディブ出発」の情報を入力します。
④の航空券予約番号は、航空券予約バウチャーに記載があります。(例:6IJUU2)
⑧は日本に帰国する場合は「Japan」です。
経由便の場合、その国にもし1泊以上する場合はその経由国を選択します。

  

⑤の宿泊施設詳細は、まず「Type of accommodation」のプルダウンメニュー(∨をクリック)から
該当のものを選択します。
リゾート島の場合は「Resort」
ローカル島の場合は「Guest House」です。

下記画像は「Resort」を選択した場合です。
「Accommodation」という新しい項目が表示されますのでプルダウンメニューから
滞在リゾート名をクリックします。

複数施設に滞在する場合は、青いボタン「Add Another Location」をクリックし、
同様の作業を行います。


⑥「健康申告」
モルディブ到着前6日間の間に黄熱病がある国に滞在、
もしくはトランジットをしたかどうかを申告します。


⑦「税関申告」
①機内預け荷物の数
②アルコール飲料を所持していますか(禁止されています)
③持ち込み禁止のものを所持していますか(違法ドラッグ、ポルノ雑誌等)
④制限されているものを所持していますか(豚肉製品、植物等)
⑤US$10,000以上に該当する通貨や金融商品を所持していますか
⑥200本以上の紙煙草、25本以上の葉巻、250グラム以上のタバコの葉を所持していますか
⑦免税範囲に該当する6,000MVR(US$390)を超える商材や商品見本を所持していますか
⑧金塊を所持していますか
⑨モルディブ出国時にUS$10,000を超える現金もしくは金融商品を所持する予定ですか
⑩モルディブ出国時にアンバーグリスを所持する予定ですか
⑪モルディブ出国時に持ち出しを制限されているもの(黒サンゴ、イソギンチャク、ホラ貝、
真珠貝、ロブスター、海亀、亀甲、巻貝、シャコ貝、鮫のひれ)を所持する予定ですか。


⑧IMUGA登録完了
このページに記載されるQRコードが、イミグレーションで必要になります。

イミグレーションでQRコード提示を求められないケースが多いのですが
稀に求められることもあります。
わざわざプリントアウトせずとも、スマホのスクリーンショット提示で大丈夫です。

 

2024年8月15日以降に追加された項目

なかなかモルディブらしい内容に変更されています。

例えば税関申告画面での質問項目に
アンバーグリス」や「貝殻」の持ち出し予定が無いかどうか、が
新規追加されていますね。

「アンバーグリス」なんて、知らない方が多いのではないでしょうか。
私もモルディブに来て実際に見るまでは知りませんでした。
モルディブにいてもお目にかかる機会はめったにないかも・・・!?

砂浜で見つけた可愛らしい貝やサンゴの欠片を持ち帰る方が多いんですが
それらはすべて、後に砕けて島の土台を作る貴重な砂へと変わるものです。
暗に「持ち出さないでね」と注意喚起しているわけです。

モルディブ国外に持ち出しを制限されている物を、商業用持ち出したい場合は、
それなりの手続きが必要になりますので、かならず確認するようにしましょう。


IMUGA登録内容を間違えた場合

登録内容を間違えた!と申請後に気が付いた場合や
旅行内容が変更になった!場合、
その登録をキャンセルする必要はありません。

新たに登録し、最後に表示されるQRコードを
イミグレーションで提示すれば問題ありません。


常に最新情報をチェック!

このIMUGAもそうですが、渡航情報は不定期にアップデートされます。
渡航前に下記機関のウェブサイト等から最新情報を確認するようにしましょう。

在モルディブ日本国大使館

Maldives Immigration