【モルディブ コロナウィルス最新状況】渡航再開はいつ頃??

モルディブ マレ 現地お役立ち情報

世界中がコロナ、コロナと本格的に騒ぎ出した2月中旬頃からそろそろ3ヶ月が経とうとする
ところですが一向に終息が見えず不安だらけの日々が続きます。

少し落ち着きを見せてきた国も国内活動を解禁したら、再び感染者が出てきているようですね。
いい加減経済も回さないといけないし、ウィルスとは戦わないといけないし。
どうなっていくのでしょうか。

モルディブのコロナウィルス感染者数

本日(5月11日 00:13)のモルディブのコロナウィルス感染者数累計は835人。
死亡者3人。

モルディブ保健省ホームページより

4月15日に首都マレで初感染が出てから、1日30人くらいのペースで増えている状況です。
特に注目すべきは、実はモルディブ人よりもバングラデシュ人の感染者数が多いこと。

モルディブ保健省ホームページより

*日々のコロナウィルス最新情報は、セカンドブログで毎日更新しています。
モルディブ現地発信ブログ 手軽に気軽に賢く旅するローカル島旅!

モルディブの経済は彼ら出稼ぎ労働者によって支えられている、と言っても過言ではないほど
首都マレ含むローカル島にはバングラデシュ人が多いのです。

彼らの住む住居は決していい環境とは言えず、6畳ほどの部屋に2段ベッドが2台~3台ほど
入った共同生活。
その上特に首都マレのアパートは換気状態がよくないことが多く、正に3密状態。

モルディブ人も核家族で住むスタイルはほぼなく、その上首都マレは家賃が東京並みに高いため、
アパートの一部屋を他人に間貸ししたりなど、こちらもまた3密状態。

こういった住環境のため、首都マレでコロナウィルスが発生したら大変なことになる、と皆思って
いたし、ある程度想定されていたことが今まさに起こってしまっているわけです。

長引く予想?外出禁止令

4月15日に首都マレで初感染者が出たと発表された同日午後、首都マレ、フルマーレ、ビリンギリ島での緊急外出禁止令が発令されました。
”自粛”ではなく、”禁止”。
罰金とられるタイプです。

あまりのスピーディーな対応にパニック。
スーパーは買い物客で溢れました(私もその一人)。

モルディブの一般家庭は普段まとめ買いする習慣がなく、日々その日に使う食材を買う人が
多いため、そんな急に外出禁止!買い物禁止!とか言われても・・・といったところ。

外出禁止令発令後、数日間は買い物もできず、スーパーのデリバリー対応のみとなったため
システムがパンク。
電話しても出ないし、デリバリーしたものは数日たっても届かないし、という状態になって
いました。

私自身も当初は買い物に対する不安が非常に大きく、週に2回の買い物ができるようになる
までは食べ物がなくなったらどうしよう。。と思っていました。
最悪フードデリバリー(出前)を頼めばいいのですが、毎日となると出費面でもバラエティ
面でもきついし・・・。

それが緩和されたのが外出禁止令が出て1週間ほど経った頃。
許可をとれば週に2回、決められたエリアで決められた時間内での買い物ができるようになり
ました。

そんな感じの外出禁止生活は延長、延長を重ね、もうそろそろ一ヵ月。
現在のところは5月いっぱいとなっています。
でも今の状況を見るとそれも延長されるのではないかと・・・。

まさかのラマダンのほうが先に終わる、勢いです。

モルディブ観光業の再開の目処は

モルディブの基幹産業は観光業と漁業。
漁業はがんばっている!ようですが、観光業も再開されないと国の経済は破綻するでしょう。

弊社にも観光業再開見込みのお問い合わせを頂きます。
でも残念ながら答えられない状況です。

モルディブ政府は7月頃に空港閉鎖解禁、10月頃から観光業の平常並みの復活、を見込んで
いるようです。

ただ、まさか今になって??!という4月15日首都マレでの発症。
そして想定内とは言え、異様なスピードの発症者増加数。

ウィルスは人によって運ばれるものである以上、観光業の再開はかなり慎重にならざるを
得ないでしょう。

モルディブは1島1リゾート。
だから観光客は空港からリゾート島へ直行してローカル島に入らなければいいでしょう、
という声を見聞きしますが、それは間違っていることが首都マレでの発症で明らかになって
います。

リゾート島でモルディブ初のコロナウィルス発症者が出てから、リゾート⇔ローカル島間の
移動は禁止されたし、首都マレ含む全ローカル島の外国人観光客による宿泊施設利用禁止、
リゾートスタッフは最後のゲストが島を出てから14日間は隔離状態。
新たにモルディブに入国する自国民含む入国者は、入国後14日間の指定場所での隔離。
結構しっかり水際対策が取られていたと思います。
そのような措置がとられていたにも関わらず、一番懸念されていた首都マレでの発症。

このまま首都マレでの発症がなければ、モルディブでのコロナ終息は早いだろう、と
モルディブ人、モルディブに住む外国人、誰もが思っていたはずです。
それがもろくも崩れてしまって。

この首都マレでのコロナ発症は、私の今までの人生で5本の指に入るくらいショッキングな
出来事と言っても大げさではないくらい。
ショックです。

これ以上モルディブで感染者が増えて欲しくないし、ましてや油断した頃の第2派、第3派、
なんて絶対に起こって欲しくありません。
モルディブ政府には観光業再開についてくれぐれも慎重になって欲しい。

・・・と私も旅行会社をしている身分上、観光業が一刻も早く再開して欲しい、とも思う。
本当、旅行業は平和産業だ・・。