モルディブ旅行が決まったら必ず知っておきたいこと【宗教編①】

現地お役立ち情報

以前こちらのブログで紹介した
「旅行する上で知っておきたい予備知識3選」に続き、
今回はか・な・ら・ず!
知っておきたいこと【宗教編】をご紹介します。

モルディブのお国柄?旅行する上で知っておきたい!予備知識3選

国によってNGな仕草、行動がある

海外旅行の際、必ず知っておきたいこと。
それはその国でのNG行動。

大体そのNG行動というのは、宗教に基づいたことが多い印象があります。
例えばタイでは子供の頭を撫でてはいけないなど。

日本は世界と比べると宗教性がかなり低いので
「宗教によりこれは禁止なんです」と言われても
「まぁでも個人の自由だから」とか「窮屈でかわいそう」とか、
いろいろな感想があると思うのですが。

個人の感想はさておき、
「え?!知らなかった!!ごめんね!」

で済めばいいんですが、日本ではないことをお忘れなく。
謝って住むなら警察はいらない!んですよね。。。

必ず知っておきたいこと、ビキニ事件

モルディブといえば海!
海といえばビキニ!
という女性も多いかと思います。

ただ必ず知っておかなければならないこと。
それは。。。

モルディブはイスラム教ということ。

リゾート島は特別措置がとられているので、ビーチでのビキニもOK、
アルコールの販売もあります。

でも現地の人が住むローカル島(首都マーレ・フルマーレ含む)は
イスラム教エリア。

国教なので100%です。

イスラム教といえば女性の肌の露出を極力控えるとして、
顔と手以外は布で覆うのが良しとされているのだそう。
そんなわけで、ローカル島での公共の場での女性のビキニなんてご法度。

ローカル島にも外国人観光客向けの宿泊施設が急に増え、
人気が出てきているということあり、ローカル島のビーチには
「ツーリストビーチ=ビキニOK」の特別エリアが設置されている島が
増えてきています。

ただその代わり、ツーリストビーチ以外のエリアでの女性のビキニ、
水着は絶対ダメ!という
暗黙の了解があるんですね。

島によってはでかでかとビキニNG!のサインボードを設置している
ところもあります。

実は昨日、観光客が一番多く訪れるローカル島であるマーフシ島で、
外国人女性が逮捕されました。

地元ニュースによると、ツーリストビーチではない反対側のビーチで
ビキニでいたそう。
ちょっとお酒も入っていたようで・・・。
(マーフシ島ではお酒が飲めるポイントがあります)
※【訂正】普通にローカル島内をビキニで歩いていたところ、
地元民に注意を受け、それでも聞き入れてもらえなかったため、
警察が呼ばれたとのことです。
警察からの注意も受け入れなかったため、逮捕になったそうです。

逮捕時の地元の警察の対応には問題があったようで、
その点は上層部から謝罪が発表されたのですが、
ビキニで泳いでいたことに対して逮捕、というのは
イスラム圏では十分にあり得ること。
※【訂正】逮捕時の対応に対しての謝罪ではなく、
”逮捕”自体に対して謝罪が発表されたそうです。
なぜに・・・。よく分かりません。

「ローカル島ではツーリストビーチ以外でのエリアでビキニNG」ということを、
この女性は知らなかった可能性が高いかと思うのですが
(さすがに知っててしないでしょ)、

「知らなかった!ごめんね!」

では済まされないのです。

個人的な意見ですが

う~ん、このニュースに関して個人的な意見を少々。

私は現在フルマーレに住んでいるのですが、
宿泊施設が多く立ち並びエリアには砂浜ビーチがあります。
リゾートへ向かう方の前泊・後泊によく利用されているため、
ビーチでは観光客をよく見かけます。

時々、本当に時々ですが、ビキニで泳いでいる人、
マリンスポーツを楽しんでいる人、います。

相当ギョッ!!(ダメなのに・・・!!)とするのですが、
周りにいるモルディブ人は注意もしなければ特に気にしている雰囲気もない。
う~ん。。。。

今回女性が逮捕されたマーフシ島に関しては、外国人観光客が一番多く
滞在するローカル島であり、もともとは当時の政府がローカル島火付けの
プロモーションに選んだ島。
必然的に外国人が多く訪れる島なわけです。

仮にその外国人女性が
「ツーリストビーチ以外ではビキニNG」ということを知らなかった場合。
国側、島側の対応をもっと強化しなければならないと思います。
確かにボードはありますが、そんなの島中にあるわけではないし
皆が見るとは限らない。

ローカル島へ向かうボートの中で、宿泊施設のチェックインの際に、
そしてできればモルディブに入国する際の飛行機の中やイミグレで
「口頭で」案内するのがベストだと思うんですよね。

そしてなにより、モルディブ人でも外国人でもその場で気づいた人が
ちゃんと注意してあげなければならないですね。
警察でもなければ、自身もムスリムでもないのに注意するのは
気が引けるのですが。

「知らないことは無知、自己責任」とは言え、モルディブの国教が
イスラム教であることさえ知らずに入国、滞在している外国人観光客、
思ったより多いです。
それでビーチで泳いでいて急に逮捕、となっても混乱しますよね。

その上対応に問題があれば、そりゃあ暴言も吐くかも。。。
ローカル島で働いている外国人でさえも、結構際どい恰好している人
いますしね。。。
(あれってつくづく思うけど同僚のモルディブ人、
本当に注意しないの???謎・・・。)

異文化尊重の気持ちで

逮捕されるからダメ、されないからOK、ということではなく。
モルディブはイスラム教の国なわけですから、
そこに滞在するのであれば、自分自身にとっては
窮屈なことであっても守らなければならないことです。

外国人である私たちはその国におじゃまさせてもらっている、
という謙虚な気持ちを忘れず異文化、宗教を尊重したいですね。

何も受け入れろ、というわけではないです。
「違うんだ、ということを知ることが必要」ですね
(これ、昔キムタクのドラマであったセリフ!!)