モルディブからYasuです。
前回のブログに続き、
今回はタイガーシャークダイビングの拠点となる
フォームラク島の魅力をお伝えしたいと思います。
モルディブ歴12年の私Yasuですが
フォームラク島は実は初上陸。
前から気にはなっていたんですが
私の拠点である首都マレから国内線で1時間半と遠い&高いし
そうそう気軽に行けるところではなく。
今回はいよいよ
フォームラク島上陸のチャンスがきたので
期待に胸膨らませ行ってきましたが
それはもう、期待以上でした!
そんな私Yasu一押しの
フォームラク島は一体どんな島なのか?
余すところなくレポートいたします!
それでは
いってみよ~!
フォームラク島の特徴は大きく3つ
英語名はFuvahmulah
日本語名はフォームラク、フォーミュラ、フバーミュラと
様々なようですが・・・
現地の人は「フォームラッ」と発音しているように聞こえます。
私は「フォームラク」と言っていますが現地人にも通じています。
私Yasuの個人的な解釈とはなりますが。
モルディブの他の島と違う点、
フォームラク島の大きな特徴は3つあると言えるでしょう。
フォームラク島特徴その① 地形的なもの
なんだか地形やらそういった難しい説明はググっていただくとして・・・
モルディブは環礁からできている国で、
ひとつの大きな環礁の中にいくつか島々が散在していますが、
フォームラク島はニャビヤニ環礁にある唯一1つの島なのです。
島の周りをリーフで囲まれていないため
モルディブの他の島と比べると波が大きく荒く高く、
海水浴ができないこともない・・・けど
ちょっと波打ち際が怖い感じ。
サーフィンができてしまうような海というか。
(オーストラリアのビーチに似ている感じかな)
実際、サーフィンポイントもあり
このような場所もあったりします。
初心者向けはビーチからすぐのところにあって、
通年楽しめるそう。
そして砂が荒くてサラサラパウダーサンドではない。
これも島の周囲にリーフがないことが関係しているのか・・・??
「世界の珍しいビーチ10選」に選ばれたことがあるらしい
フォームラク島のビーチ。
島内のすべてのビーチがこうではないのですが、
一部はサンゴの小石ビーチが広がります。
これはどうも、モルディブ人の間でもめずらしいものらしく
お土産でペットボトルに詰めて持って帰る人もいたり(本当はダメらしいけど)。
まぁきれいですね。
フォームラク島特徴その② 淡水湖がある
島内に淡水湖があるのも特徴のひとつ。
モルディブで淡水湖のある島は数えるほどしかなく、
普段海しか目にしない生活のなか、
湖を見るとモルディブにいるのを忘れてしまいそうです。
淡水湖は2018年から自然公園に指定されており、入場料が発生します。
ボートを借りて湖を一周することもできます。
・・が、昼間は灼熱なので
夕方がお勧めです。
もう一方の淡水湖には水上カフェが。
おシャレでびっくり。
ここは本当にモルディブ(のローカル島)?!!という感じ。
食事も飲み物も意外にお手軽価格で、
外国人観光客にも現地人にも人気のようでした。
そして淡水で育つ南国でよくみられるもの、
フォームラクは「タロ芋」の名産地でもあります。
昔はどの家庭も庭にはタロ芋畑があったのだそう。
タロ芋には数種類ありますが、
フォームラクでよく作られているものは、比較的小ぶりのものだそう。
1回収穫すると、次の収穫は3カ月後だそうで
特に手入れは必要なく、一ヵ月に1~2回くらい畑を見にくるらしい。
楽な農業だな~。
少し収穫体験させてもらいましたが
かがんでするので腰にくる・・・・・
畑というより、水田なのに
長靴なんて履かずにビーチサンダルという・・・
モルディブらしいな・・・。
皆さんは、タロ芋って食べたことありますか?
私はモルディブに来て初めて食べたんですが
これまで美味しいタロ芋を食べたことがなかったんだな~というくらい
今回フォームラク島で食べたタロ芋は激ウマ!でした。
第二次世界大戦の時、
他の島は食べ物がなくて苦しんでいた中、
フォームラク島ではタロ芋と魚が豊富に採れたため
困らなかったのだそう。
タロ芋の皮むきをお手伝い。
里芋の親戚らしいですが、かゆくもないし
ヌルヌルもしていません。
フォームラク島の食卓には
毎食大体
タロ芋が登場するようです。
ヘルシーで美味しいし、
(毎日だと飽きるかもですが)
私はフォームラク島1週間滞在中のローカル食を
タロ芋のおかげで楽しむことができました。
フォームラク島特徴その③ 島の大きさの割に宿泊施設とダイビングサービスが多い
フォームラクは結構大きな島。
歩いたら・・・・
外周一周おそらく2時間くらいかかるかと思います。
ここ10年の間にローカル島の開発が進んでおり
フォームラク島も道路や港が整備されたりと
変貌を遂げています。
便利になったと同時に、
モルディブらしい素朴さがなくなってしまった
さみしさもあります。
本数は少ないですが島内巡回バスが運行しているので
バスが観光客のメインの足になるのではないかと思います。
タクシーもありますが流しはなく、
コールタクシー。
空港から目的地までの距離制のようですが(メーターは無し)、
首都圏と比べると少しお高め(US$10~20)。
島自体は大きいのですが、住民エリアはかたまっており
島の半分くらいはココナッツツリーの森というか林エリアの
非居住区。
バイクがあると便利かと思います。
欧米人のツーリストがバイクを運転している人を時々見かけたので
どこかでバイクのレンタルをしているのではないかと思います。
バイクが必要な場合は宿泊施設に相談してみるといいかもしれません。
そんな規模のフォームラク島ですが
宿泊施設はざっと20軒ほど、
ダイビングサービスも10軒以上あります。
これは相当多い・・・!!
フォームラク島に行く前にGoogle Mapで見たら
ダイビングショップだらけだったので
間違いかと思っていましたが
実際行ってみるとあちこちに”ダイビング”の看板が。
今まで行ったローカル島は、
どんな大きな島でも
ダイビングサービスは1~2軒。
(実際1軒あれば足りますからね・・・)
それを考えると
フォームラク島はダイビング産業が
かなり盛んなことが分かります。
おそらく水面下では相当な競争が繰り広げられているかとは思いますが
ダイビングサービスを数軒まわって話を聞いていると
フォームラク島のダイビング産業には独特な商習慣があることが
分かりました。
それはなにかって??
企業秘密ということで・・・!
とにかく、どうやら
フォームラク島=ダイビング
なんだな~、と
いうのが分かってきたところで
ダイビングに挑戦!!したわけです。
(詳しくは前回のブログ記事をご覧ください)
あなたのイメージに叶う目的地はフォームラク島ではない
海は荒れ気味で海水浴という感じではないし、
リーフで囲まれた環礁じゃないからサンドバンクもないし
シュノーケルポイントも限られる、
1つの島しかないから無人島もない、
リゾート島もない、
実に
”これぞモルディブ!”のイメージを覆す
「無い、無い」づくしの島なのです。
フォームラク島の、ある宿泊施設のオーナーは
「レジャーを求めるなら、フォームラク島は目的地ではない。
フォームラク島はダイバーしか楽しめない。
ダイバーじゃなければ他の環礁を勧めるよ」と。
また一概に
ダイバーだからフォームラク!というわけでもないような気もします。
サメパラダイス!
サメ好き、大物好き!
1日中ダイビングしたい!!
そんなダイバーには大変お勧め!なのです。
フォームラク島は滞在する人を選び、
また人もフォームラク島だから来る、
そんな稀有な特徴を持つ島なのです。
次回は
フォームラク島の食と
アクセス方法などその他諸々を
紹介したいと思います!
お楽しみに~