ローカル島の宿泊施設 大解剖 安宿派?快適派?

ホテル モルディブの宿泊施設

 

モルディブの宿泊施設は大きく分けて2つ。

1.リゾート島
2.ローカル島のゲストハウス、ホテル

リゾートは1島1リゾートのラグジュアリー宿泊施設。
モルディブと聞けば誰もが思い浮かべる、あの水上コテージがある島です。
リゾートも料金幅が広く、比較的お手軽なもの(1泊数万円)から数十万円もするようなものから
様々です。

ではローカル島の宿泊施設はどうでしょうか。

ローカル島の宿泊施設は3種類ある

ローカル島とはリゾート島ではない、現地の人が住む住民島。
10年ほど前から外国人観光客もローカル島に滞在できるようになりました。

解禁されたばかりの時は、元々以前からあったローカルの人向けの寝泊まりさえできればいいようなシンプルなゲストハウスが主流でしたが、ここ数年の間には外国人観光客向けの、滞在自体も楽しめるような快適、且つお洒落な宿泊施設が増えてきました。

現在、宿泊施設も下記3カテゴリーに分けられます。

1.安宿系:シンプルなゲストハウス型
2.スタンダード系:中間型
3.ラグジュアリー系:快適型

上記カテゴリー分けに関しては個人的な感覚になりますが、
【お部屋でもゆっくり過ごしたくなるような雰囲気、快適なベッド、外光差し込む明るいお部屋】
だと3のラグジュアリー系になります。

逆に1の安宿系の場合は、
【お部屋は寝るためだけ。どちらかというと島のビーチや宿泊施設内の共用エリアに座ってインターネットをしたり本を読んだり】
・・・という雰囲気でしょうか。

2のスタンダード系だと中間の雰囲気ですね。

安宿系の雰囲気

ゲストハウスによって細かい部分に違いはありますが、いわゆる1の安宿系はこんな感じです。

こちらはフロント。

ゲストハウス

一般のローカルのお宅をそのままゲストハウスにしたような雰囲気です。
全室3部屋~6部屋程度のこじんまりとした規模。

お部屋内にはベッド、クローゼット、鏡台、ゴミ箱と最低限のものがあります。
テレビ、冷蔵庫はゲストハウスによります。

トイレとシャワーは各部屋にあり、現地の慣習により日本のようにセパレートではありません。
いわゆるバスタブのないユニットバス、です。

安宿でもホットシャワーはあります(一般的なローカル島のお宅は水シャワーなのです)。
またエアコン、シーリングファンも各部屋にあります。

普通に過ごす分には全く問題ありません。
ただお部屋の景観はほぼなく、ホームステイのような雰囲気もあるため、非日常感はあまり感じられず
”モルディブに来た~!”という、ときめきのようなものは感じられないでしょう。

お部屋数が少ない分スタッフとの距離が近く、希望を言えば大抵応じてくれるという、いい点はあります。

今日の夕食はモルディブ料理が食べたい!
島を案内して欲しい!
出発時間ギリギリまで部屋を使いたい!

・・・などなど。

ド・ローカル感を味わいつつ、とにかく予算を抑えたい!という方にお勧めです。

スタンダード系の雰囲気

先にご紹介した安宿系との違いは、ズバリお部屋の雰囲気。
スタンダード系も全室6部屋ほどと小規模のものが多く、スタッフとの距離も近いため、結構融通がききます。

安宿系よりもお部屋が広い、外光が差し込み明るい、ベッドも快適、と全体的なお部屋の快適度、雰囲気がアップします。

ゲストハウス ゲストハウス

モルディブはリゾート、ローカル島とも、長く過ごせる場所というのは基本的にビーチしかありません。日が沈んだらお部屋でゆっくり過ごしたいですよね。

リゾートだったら島内のバーで過ごすのも楽しいですが、ローカル島にはバーはありません。
ローカルカフェはあります(お酒はありません)。
現地の人に交じってローカル感満載のカフェでお茶するのもなかなかいいのですが、毎日は行かないかな・・・、となると、ある程度お部屋の快適度は重要です。

個人的にはスタンダード系以上の宿泊施設がお勧めです。

ラグジュアリー系で快適滞在

それでは最後にラグジュアリー系宿泊施設の雰囲気をご紹介します。

ラグジュアリー系というだけに、お部屋はかなり快適。
景観良し(海が見えるお部屋もあれば、見えないお部屋もあり)、お部屋も適度な広さ、バスルームも明るく清潔、ベッド快適、テレビ・冷蔵庫あり、お部屋に湯沸しポットあり・・・などなど、
お部屋内の施設のグレードがグッとアップします。

宿泊施設によっては敷地内にダイビングショップ、マリンスポーツサービス、スパ、ジムなんかもあり
充実したサービスを受けられます。
ただラグジュアリーグレードでもアルコールはありませんのでご注意を!

 

ホテル

”モルディブに来た~!” という雰囲気が味わえますし、ラグジュアリーグレードでもリゾートと比べてかなりお得にモルディブに泊まれるので、ハネムーンはもちろん、家族旅行や女子旅、ひとり旅にお勧めです。

ただスタンダード系、安宿系と違うのは、部屋数が15部屋~と比較的中規模・大規模のものが多く
ゲストも多いため、ゲスト一人一人の細かな希望には応じにくい、という点があります。

また客層は欧米人がメインのため、食事も彼らに合わせて洋食メインとなることが多く、コテコテのモルディブ料理はあまり出ないことが多いようです。
そのためお食事は2食プランの予約にして、ランチはアラカルトメニュー、もしくは島内にあるローカルレストランで取るというスタイルがお勧めです。

宿選びは慎重に

国内・海外問わず旅行する時、私は必ずオンライン予約サイトの口コミをチェックするのですが、
実際に泊まってみると、口コミとのサービスにかなり差があることも。

オーナーチェンジでサービスや食事の質が変わったり、お部屋がきちんとメンテナンスされていないなど
口コミ投稿時とのタイムラグで状況が変わることも多々ありますよね。

予算とすり合わせながら、自分のイメージにあった宿をしっかりと選びたいところです。