こんにちは!
モルディブ在住 Yasu です。
このブログも今年4月頃からは
「モルディブのコロナ状況」についての内容を主に発信するコンテンツに
なってしまっていますが、モルディブファンは結構多く、皆さん現地の現状が
気になっているようで、ブログを訪問してくださる新規の方も増えています。
・・・有難いことですが一方複雑でもあります。
さて、今回はこちらのブログを見ていらっしゃる誰しもが思っているであろう
「一体いつからモルディブ旅行ができるようになるのか」
について綴りたいと思います。
現地の雰囲気
私はこのコロナ禍、日本に帰国せずモルディブに滞在しています。
昨年からフルマーレというローカルエリアに住んでいます。
(首都マレ島から橋を利用して車で10分ほど)
日本に帰国しない理由としては、本業の旅行業以外に昨年からお店(ローカルショップ)に
携わっている、というのもあるんですが・・・
今年の夏、旅行の予約を頂いていたのが、モルディブ、日本の両国の状況をギリギリまで
見ていたため、モルディブ現地で待機していた、というのもあります。
残念ながらすべてキャンセルになってしまいましたが。
元々は青年海外協力隊として首都マレに来て、その後個人的に戻り、モルディブ在歴9年目を
迎えます。
早いな~・・・。
・・・
せっかくモルディブにいるので、しかも新規感染者が飛びぬけて多い首都圏在住の視点から
みた「モルディブの今」を発信すべく、ブログを気まぐれで更新しております。
ここ最近の現地の雰囲気
私が今住んでいるフルマーレの最近の雰囲気としては・・・
・皆、マスクをしている(先月から義務化となった)
・不要不急の第3フェーズではあるものの、買い物などの生活自体は普通にできている。
・島民は外出も普通にしている。ビーチや公園での人の多さもコロナ前と特に変わらない印象。
・ショップの入り口には保健省のポスター(マスク着用を促す等)がほぼ貼られている。
・午後10時~午前5時までの外出禁止。
・午後8時~午前5時までのバイク、車両の通行禁止。
モルディブ保健省のポスター(店内設置用)
そして特にここ最近感じるのは・・・
・治安が少々悪くなっているような(店舗荒し)
・失業者の増加、特に出稼ぎ労働者(不法滞在のバングラデシュ人)
・飲食以外の支出を控えている
観光業に関することでは・・・
・水上飛行機が飛んでいるのを目にするようになった
・以前から空港勤務の人が毎日勤務するようになってきた
・ニュースを見る限りは、外国人観光客が少しずつ入ってきている模様
・入国制限が強化されてきている
・首都マレ、フルマーレ、ビリンギリ島在住者(モルディブ人、外国人とも)、
他ローカル島、リゾート島への移動は原則禁止(事前の許可要)。
モルディブ国内のコロナ新規感染者数等については、日々サブブログ
「モルディブ現地情報発信ブログ」で綴っていますが・・・
昨日9月6日現在の状況としては
昨日の新規感染者数、98名。
モルディブ国内の新規感染者数累計、8584名。
コロナにより亡くなった方累計、29名。
ここ2週間ほど日々100人前後の新規感染者数が出ている状況で、首都圏以外のローカル島や
リゾート島でも陽性者が出ている状態です。
国内での感染拡大、なかなか収まる気配がありません。
さらに本日、緊急事態宣言が10月6日まで延長されました。
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モルディブ観光業の現状
モルディブの観光業自体は、7月15日から再開しています。
160島ほどあるリゾート島の半分ほどが現在営業中、フライトは欧米からを中心に少しずつ
乗り入れ便数が増えているところです。
観光業再開後、モルディブを訪れた外国人観光客観光客についての情報はこちらを
ご参考ください。
モルディブ全体
・モルディブ入国時、72時間以内のPCR検査陰性結果(英語)の提示必須に
(9月10日入国分より)
リゾート島
・7月15日から現在まで、営業再開したリゾート島は100島ほど。
・10月、11月、12月、来年以降に再オープン予定のリゾートもあり。
・リゾート島によってはリゾート到着時に独自にPCR検査あり。
・帰国時のためリゾート島滞在中に希望の場合はPCR検査可能(有料)。
・モルディブ滞在中、2島以上のリゾート島に滞在することも可能に(事前申請要)。
・観光業再開は10月15日~を予定。(8月1日~予定だったものが一度延期された)
*首都マレ、フルマーレ、ビリンギリ島は当面除外。
・政府により認可された宿泊機関のみ営業可能。
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モルディブに旅行に行けるようになる条件4つ
さて、前置きがずいぶん長くなりましたが・・・
「いつからモルディブに旅行できるのか」
これはどのメディアでも散々書かれていることですが・・・。
日本からモルディブを含む海外旅行ができるようになる条件としては主に下記4つ。
9月7日現在、モルディブの感染症危険度情報のレベルは「3(渡航禁止観光)」です。
これがレベル2に下がり、さらに1まで下がる必要があるので、まだまだ相当の時間が
かかりそうですね。。。
モルディブでは7月15日からすべての国からの外国人観光客を受けれていますので
もちろん日本人の入国制限もありません。
またモルディブ入国後、14日間の自己隔離の義務もありません。
ただモルディブ国内の新規感染者数(主に首都マレ近郊)はまだ落ち着いておらず、
外国人観光客やリゾートスタッフの陽性者も見られているため、滞在予定の
リゾートや島の状況により判断する必要があります。
日本帰国時に空港にてPCR検査が行われますが、結果に関わらず14日間の自己隔離が必須と
なっています。
また、公共交通機関の利用も自粛。
この2つが緩和されない限り、実質観光目的の海外旅行は難しい状態です。
そもそもフライトがないとモルディブに行きたくても行けません。
現状、成田空港に乗り入れている航空会社の経由便を利用すれば行き来できないことは
ありませんが、かなり便数が限られています。
前出①の状態が変わり、且つ海外から日本への観光客の数が伸びていくまでは
路線がすべて元のように戻ることはないと言われています。
現在はまだ有効なワクチンもできていませんし、できたとしても広く普及されるまで
またさらに半年、1年ほどかかると言われています。
・・・
となると、ワクチンが年内には普及し始めるとして、
来年の夏ごろにはいくらか普通に海外旅行を楽しめるようになるのかな??
といったところでしょうか。
世の中は「ウィズ・コロナ」でどの国もほぼ進んでいますが、旅行、特に海外旅行に
関しては国境をまたぐだけあり、個人の価値観だけでは測れず、国レベルでかなり慎重に
ならざるを得ない部分があります。
国によっては観光立国でも、例えばタイではかなり厳しい措置をとっていますね。
願わくは年内にバンコクに行きたかった!んですが、残念。
行く方も受け入れる方も安心、万全の体制になるまで我慢です。
個人的な状況
私自身「モルディブから日本へ帰国したいな~」と、ここ最近思うのですが、
実家の最寄である福岡国際空港が商用機の乗り入れを中止している状態。
それに加え「海外からの帰国」なんて、県外移動でも騒がれている状態なのに
怖いというのもあります。
モルディブでも特に感染拡大の強い首都圏に住んでいるということもあり
自身がウィルスを運んでしまう危険性もあるため、今はまだ動かない方が
いい、とも思ったり。
どうしても、なにがなんでも帰国しなければならない状況、でない限りは、
状況・気分的にもまだしばらく自粛でしょうかね・・・。
モルディブにも乗り入れのあるシンガポール航空は12月頃から、
キャセイ・パシフィック航空は11月頃から
福岡国際空港への乗り入れが始まるようなので、引き続き状況を見守りたいと思います。