モルディブの国内線に乗る機会…、
国際線だけでもモルディブまで結構長い時間かかるのに、
国内線にまでわざわざ乗るなんて。そんなのあるのかな??と
思いますよね。
日本人観光客は結構、空港(主な空の玄関口はヴェラナ国際空港)から
近いリゾート島やローカル島滞在を好む傾向があるので
「モルディブに行ったことはあるけど国内線には乗らなかった〜!」
という方も結構いらっしゃることと思います。
空港から近い島だと、スピードボートやフェリーでの移動となるんですね。
でもそこそこヴェラナ国際空港から離れている環礁のリゾート島や
ローカル島に滞在する場合は国内線や水上飛行機を利用することになります。
在住者なら現地の人が利用するようなボートで12時間コースに挑戦!
してもいいかもしれませんが、時間に時間に限りのある旅行者にとっては
現実的ではないでしょう。
でもモルディブの国内線なんて不安・・・。
どんな飛行機なんだろう・・・??
時々、私もお客様から
「モルディブの国内線なんて、本当に大丈夫ですか??」
と聞かれることもあります。
今回はそんな国内線航空会社のひとつ、
「Fly Me(フライミー」に実際に乗ってみた!ルポをお届けします。
国内線は3社が運航
現在モルディブには3社の国内線が就航しています(2024年7月現在)。
1.Fly Me(フライミー)
2.Maldivian Air(モルディビアン・エアー)
Maldivian Air HPより
3.Manta Air(マンタ・エアー)
![]()
Manta Air HPより
料金的にはどこもそんなに変わらないのですが、就航ポイントが違うので、
行く環礁・島によって使い分けることになります。
国内線予約方法
在住者はともかく、観光客の方が自身で予約するということは、
まずないと思います。
というのも「宿泊施設が移動手段も手配・予約する」のが通例だから、
です。
特にリゾート島は、移動手段が確約されていないと
「その島までどうやってたどり着けるんですか?!」という状態に陥ります。
国内線空港はリゾート島にはありません。
仮にそのリゾートがある環礁まで国内線の手配・予約を自身でできたとしても、
その空港からリゾート島までの移動手段となるボート手配は、自身で普通できません。
ローカル島への国内線移動に関しては自身で手配・予約ができないこともないですが、
2024年7月現在は、sky scannerやExpediaなどからの予約はできません。
方法としては現地入りしてから、首都マーレなんかにある旅行会社や
航空会社で購入する、ということもできないこともないですが・・・。
でもやはりそれでも、観光客の方が自身で手配するケースは、ほぼほぼ0%!
言い切れる理由は・・・
国内線の料金を抑える方法
国内線、相当高いです。
近場の海外旅行が別に1回できるくらい高いです。
でも皆、利用してますよね。
どうして??
せっかくのモルディブ旅だから思い切ってるの??
・・・違います。
実は・・・
リゾート島やローカル島の宿泊施設は、国内線の特別レートをもっているのです!
その額、通常料金の約半額!
宿泊予約と併せて国内線の予約も依頼することをお忘れなく!
(普通は宿泊予約時に移動手段について聞かれますけどね)
Fly Me(フライ・ミー)に乗ってみた
時期限定マンタの乱舞で有名なバア環礁へ行く時に、
私がよく利用するのがFly me。
国内線カウンターにてチェックイン。
出発時間の2時間前にオープンします。
こちらのカウンターでパスポートを提示。

Fly Meは航空券がカワイイ!のです。
これ、なぜか復路(バア環礁⇒マーレ)の航空券のデザインはこれではなく、
シンプルなもの。
なので、行く時に写真を撮るのをお忘れなく!

始発はモルディビアン・エアーの07:00am便なんですね。
ちなみに国内線のチェックインは2時間前〜1時間前までです。

Fly Meの手荷物と機内預け荷物について
小さい機体ですからね。
混み合っている時は特に、重量に関しては結構厳しいです。
体重まで計らされる時があります。
(その時、数字表示の部分を隠すのは日本人だけ・・・??)
※下記は2019年9月現在の情報です。
【機内持ち込み手荷物】
一人5kgまで、サイズは最大55×40×20(cm)
※2歳以下の幼児がいる場合、機内で必要なものを入れた荷物1つ別途持込み可
【機内預け荷物】
一人25kgまで無料、サイズは3辺の和が160cmまで
25kg以上の場合は追加料金支払いにて可能(US$2.00/kg)。
但し一人32kgまで
機体と機内の雰囲気

出発時間の15分くらい前から搭乗開始。
※モルディブ国内線は遅延することが少なくありません。
テクテクと滑走路を歩いて行きます!
予想通り、プロペラ機ですね。

機内の様子。
2列シートです。
全部で60人乗りくらいでしょうか。

きちんと安全管理にかんするブリーフィングがあります。
イスラム教国家だからか、アナウンスが始まる前にコーランが流れます。
友人に聞いたら、旅行に行く人に送るコーランの一節なんだそうです。
以前はジュースのサービスがありましたが、ここ最近はないようです。
紙カップに入った水と飴を、希望者に配っていました。
まぁ30分ですからね・・・。
やっぱり空の旅の醍醐味はこれ!

モルディブの海を空から眺める!
信じられないくらい美しい光景が目の前に広がります。
これまで何回も国内線に乗ってきましたが、
毎回飽きずに空にいる間ずっと窓に張り付いています。
青年海外協力隊としてモルディブに初めて降り立った時も、
日中でよく晴れていて。
この風景を見て
「ついにモルディブに来た〜!」って思ったなぁ。
バア環礁までは約30分の空旅。
景色を眺めていたらアッという間に到着です。
バア環礁 ダラバンドゥ空港

ダラバンドゥ空港、到着〜!
これまた小さい空港ですね。
離発着のある時間帯だけ空港職員が来るという、緩さです。
こちらの空港には3社とも就航しています。

空港前にドドーンとあるのが、こちらの看板。
そう、バア環礁はユネスコ生物保護圏なのです。
ハニファル湾のマンタ乱舞や、その他海洋生物の管理が
ユネスコによってされています。
ちなみにユネスコ事務所はこのダラバンドゥ島ではなく、
お隣のエイダフシという島にあります。
まとめ
モルディブの国内線の雰囲気、いかがでしたでしょうか。
小さな南国の国内線。
こんなものか・・・、とイメージ通り、だったのでは。
「時間通りに運航していますか??」
という質問も頂きますが、こればっかりはその時の天候や
状況によりけり、です。
大幅遅延どころじゃなく、最悪、欠航になることもあります。
(天気も特に悪くないのに、何故かそうなることも)
往路はまだ何とかなりますが、復路は国際線帰国便へ
乗継するケースが多いと思うので
遅延、欠航は大問題!ですよね。
でもそれは国内線会社には残念ながら関係ない!ことなので
(実際に上記ケースに遭遇してしまった人もいます)、
モルディブの国内線を利用する際は、時間に十分余裕を
持って予約するのが無難です。
※宿泊施設は余裕を持った便を手配してくれます。