モルディブコロナ状況 第2フェーズさらに緩和へ

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モルディブのコロナウィルス状況。

こちらのブログでは大きな動きがあった際に記事をあげていますが、
昨晩また動きが見られたのでご紹介します。

ちなみに過去ブログはこちら。

モルディブも28日から段階的緩和へ 詳細が発表されました

モルディブもコロナ共存へ 経済活動再開の見通し

サブブログ
モルディブ現地情報発信ブログ 手軽に気軽に賢く旅するローカル島旅!
では、モルディブのコロナ感染者情報を日々発信しています。

外出禁止段階的緩和 6月15日から第2フェーズへ

モルディブの首都マレで初感染者が出た4月15日に即日外出禁止が発令され
本日で59日目。

外出は許可制となり、基本的に週2回の買い物、しかも指定されたエリア・時間帯でのみ
許されているという、かなり制限された生活を送ってきています。

5月28日に外出禁止緩和第1フェーズが始まり、少し緩んだものの許可証なしの「外出禁止」は
変わらず今に至ります。
※ちなみにこれは首都マレとその近郊であるフルマーレ、ビリンギリ島においてです。
コロナ発症者が認められていないローカル島は外出自粛で禁止ではなく、比較的通常の
生活を送っているようです。

昨日政府が発表した内容によると、6月15日から外出禁止段階的緩和の第2フェーズに入る
予定とのこと。

第2フェーズでなにが変わるのか

具体的に第1フェーズと比べて何が変わるのかというと・・・
ニュースからいくつかピックアップしてみると下記のとおりです。

・許可証なしで外出可能(朝5時~夜10時)
・店舗営業は朝9時から夜9時まで(デリバリーは夜11時まで可能)
・飲食店オープン(テイクアウト・デリバリーのみで店内飲食は引き続きNG)
・島間移動可能(ただし首都マレなど発症者が出ている島は除外もしくは制限付)
・公園、公共スペースの開放(ただし3人以上の集まりは禁止)
・7月から首都マレでの観光産業活動再開(ただしグループは10名以下)
・学校再開は7月まで延期

緩和されると同時に懸念点もやはりある

許可なく外出できるようになるのは、かなり大きいです・・・!

と同時に、多くの人が外出するでしょうから感染防止対策をしっかりしなければ
なりません。

サブブログで何度か書いていることなんですが、モルディブも他東南アジア同様
バングラデシュをメインとした出稼ぎ労働者が多く、彼らは狭い部屋で共同生活を
しているため感染拡大しやすい。
モルディブ保健省の統計によると、モルディブでのコロナ発症者数の半数以上は
バングラデシュ人が占めているとのこと。

彼らはローカル島の個人商店や飲食店、建設現場が主な仕事場のため、モルディブ人や
その他在住外国人との接触も必然的に多い環境。
彼らも外出禁止緩和によりに職場に戻るでしょうから、そこからまた感染拡大しないよう
注意が必要となるでしょう。

シンガポールのコロナウィルス状況に関するニュースを昨日見たのですが、シンガポールも
モルディブ同様、南アジアからの出稼ぎ労働者が感染者のほとんどを占めているのだそう。
モルディブと同じくビザが切れた不法滞在が大多数で、政府は見て見ぬふりをしており
いない者として扱っていると。
そのツケが今顕著に出ている、と書かれていました。

モルディブもまさに同じ状態。
臭いものには蓋をするのではなく、これを機会に根本的解決、改善に力を注いで欲しいと
思います。

気になるモルディブ観光業の再開は

今のところは7月から観光業再開の見込みだそう。
まだ日にちは確定していないようですが、
7月中にリゾート島滞在から再開、8月中にローカル島滞在
が再開されるとのことです。

【追記(6月22日)】本日のニュースによると、観光業再開(国際線乗り入れ開始)は
7月16日を予定しているとのこと。
ただまだ確定ではないようです。

先月発表された草案では、
観光ビザ(到着時に通常無料で発行されるビザ)が一人あたり100米ドルにになる、
最低泊数14泊要、
といった制限が発表されていましたが、これらはなくなる方向で動いているようです。

ただ入国時にPCR陰性検査もしくは抗体陽性検査結果の提出と、入国時のPCR検査
実施については、変更なく実施されるのではないでしょうか。

【追記(6月13日)】本日発表されたモルディブ保健省の草案によると、入国時の
検査結果提示と入国時のPCR検査実施はなくなる方向で進んでいるようです。
入国時のスクリーニングで発熱や咳などの症状が認められた場合、PCR検査を実施
となるようです。
※こちらまた変更になる可能性があります。

 

今月15日頃までにガイドラインが確定されるようなので、また新しいことが分かったら
こちらで紹介したいと思います。