モルディブ式ティータイムに外せない、お勧めヘディカ3選

ヘディカ モルディブの食文化

 

モルディブではアフタヌーンティー(ディベヒ語で”サーボーン”)を楽しむ文化があります。
ちょうどおやつの時間帯、15時台にイスラム教のお祈りタイムがあり、そのお祈りが終わったらローカルカフェや家庭でお茶タイム。
紅茶のお供に欠かせないのが、ヘディカと呼ばれるモルディブ式ショートイーツ。
種類は多く、すぐ思いつくだけでも20種類ほど。
今回は、そんなモルディブの食文化と切っても切り離せないヘディカに注目してみたいと思います。

 

私とヘディカとの関係

日本にいる時もおやつタイムは結構していたほうですが、モルディブに来てからというもの、一時期はほぼ毎日、3時になるといそいそと家の近くのヘディカのお店へ買いに行き、ティータイムを楽しんでいました。

これは青年海外協力隊としてモルディブに赴任していた、2012年から続いている私の習慣。
配属先であった大学でも、ほぼ毎日ティータイムが行われていました。
先生方や事務スタッフ同士のコミュニケーション、親交のために皆集まっていましたね。

協力隊の任期が終わり、個人的にモルディブに滞在している今も、このティータイムの習慣が残り、おかげさまで過酷な食環境の (?) モルディブでも体重が減ることはなく(むしろ増えて)、日々過ごしております。

ヘディカ

というのも、ヘディカは小麦粉で作られているものがほとんど。
炭水化物過剰摂取。。。の上に、油で揚げているものが多いのです。

そのせいもあってか、おそらく毎日ヘディカを食べているであろう年齢層(中年以上?)は男女問わず、結構腹が出ている人が多いんですよね。
アルコールが飲めない人たちなのでビールっ腹、ってことはあり得ないし、まず間違いなくヘディカっ腹であると思うのです。

いくらなんでも、メタボ丸出しのお腹が出る状態はちょっと・・・。
ということで、最近はヘディカ断ちをしております。
どうしても付き合いで(?)食べる場合は、2個までと個数制限。

 

モルディブ在住者おすすめのヘディカ3選

ヘディカ、どれもお勧めなんですよね〜。
ピリ辛のもの、甘いもの、どれも美味しいです。
特に東南アジア、南アジアにありがちな、何が入っているんだろう?という独特な味、というものはほぼなく(たまにありますが)、ピリ辛系は魚フレークが入っているものが多くビールに合うものが多いです(ビールはありませんが)。

あえてお勧め3種を選びました。
モルディブのローカル島に行くからには絶対に食べずには帰れない、独断と偏見の厳選3種です。

 

①バジヤ

ヘディカ

 

ピントがぼけてしまいましたが・・・。
インドやスリランカにもある ”サモサ” に似ています。
ただモルディブの中身は魚の甘辛フレーク。
いろいろな世界を渡り歩いてきた某旅行会社の社長さんも、これはおいしい!と絶賛でした。

 

②マスロシ

 

見た目、お焼きですね。
皮は小麦粉、中身は魚の甘辛フレークです。
こちらも日本人の口によく合う、人気ヘディカのひとつです。

 

③ボーキバー

 

見た目からズッシリと重そうですが、素材はお米。
お米を潰して、魚のフレークやら香辛料やらをたっぷる入れて焼き上げる、ヘディカではめずらしヘルシー系です。
腹持ち抜群。
お腹が空いた時に選びがちな、ヘディカです。

ピリ辛系が3つ上位に君臨しました。
甘いものも美味しいんですが、私自身が辛党なもので・・・。
いつかビールと一緒にヘディカを食べるのが夢です!
(ヘディカを買い込んで、リゾートか空港島ホテルに行くしかない・・・)

 

食文化を通してモルディブを知る

食文化ってその国を知るのに一番近道な方法だと思います。
普段現地の人はなにを食べているのか、いつ食事をするのか、誰と食事をするのか。

サーボーンはモルディブを代表する食文化。
お友達との交流でもあり、夜遅い夕食までのつなぎであり、そして何より毎日の美味しい楽しみなのです。

この記事書いていたら、久しぶりにヘディカが食べたくなってきました・・・。
数個限定で買いに行って来ます!

ちなみにヘディカは1個10円ほど。
紅茶と一緒に3個ほどつまんで、ローカルカフェでは一人あたり200円ほどで楽しめるひとときです。

ヘディカ