海外旅行中、日本食が食べたくなったことありますか?
私の場合は海外旅行ではその国の料理を食べたい、食べ尽くしたいほうなので、日本食を食べたく
なることはほぼないのですが、海外に住んでいる間(まさに今)は、日本食が恋しくなります。
在住でなくとも、長期旅行でその国の食べ物に飽きたら、日本食が食べたくなるかもしれません。
モルディブのリゾート島には日本食レストランが入っていたり、ビュッフェでちょっとした
巻き寿司が出たりするのですが、首都マレを含むローカル島には日本食レストランがない・・・、
ちょっとした日本食メニューもあるレストランはあるけど、う~ん・・・(味は・・・)と
いう状況でした。
そこに朗報が!
なんとついに!
日本食レストランが誕生したと!?
Oishii
そのレストランの名は Oishii(おいしい)。
分かりやすい・・・!

お店の場所は首都マレではなく、フルマーレにあります。
フルマーレはヴェラナ国際空港からタクシーで10分ほどにある、現地の人が住むローカル島。
外国人観光客も多く訪れる島で、ビーチ沿いにはトランジット向けのゲストハウスが多く立ち並びます。
こじんまりとした落ち着いた店内。
1人で来ても気軽に座れるカウンター席、お友達グループで来ても座れる団体席もあります。

店内でひときわ存在感を放っているこちらのオブジェ。
なんと、シェフの手作り、土台以外の部分は全部砂糖で作ったものなんだそうです。
とても細かい仕事で、近くで見ると確かにフワッと甘い香りが広がります。


なんだかお酒を置いていそうな雰囲気のカウンターですが・・・。
残念ながらローカル島なのでアルコール類は一切ありません。
※モルディブはイスラム教

シェフお勧めの逸品
メニューは寿司、刺身の盛り合わせを筆頭に、うどん、カレー、ラーメンなんかもあります。
現地の人にはラーメンが人気なんだそう。
いろいろとメニューがある中で、シェフお勧めの品をお願いしました。
ふわっとお酢の香りが店内に広がります。
シェフがカウンターで作ってくれているのはおそらく、いや、
これは間違いなくお寿司だな・・・と期待に胸を膨らませ待っていると・・・
(なにせ数カ月ぶりの寿司)
まず出てきたのがこちら。
メニューの名は、なんと Alligator(アリゲーター)。
和訳はワニですが・・・!
具材はウナギ、です。
モルディブ人のほとんどは ウナギ=ウツボ と思っているらしい。
確かに見た目は似ているか・・?

ちょっと酢飯の酢が強いような気もしましたが、おいしかったです。
日本でも酢強めのお寿司を出すお店もありますしね。
このあたりは好みでしょうか。
それにしても芸が細かいです。
見た目も美しい。
アーモンドがかかっていたり、アボカドが入っているあたり、外国でよくある創作寿司という感じ
ですね。
(170ルフィア、別途サービスチャージ、6%GST。2019年5月現在)
次に出てきたシェフお勧めはこちら。
刺身の盛り合わせ。
(180ルフィア、別途サービスチャージ、6%GST。2019年5月現在)
サーモン以外は地の物とのこと。
マグロはモルディブのキハダマグロ。
他にはその時にお勧めの魚が入るんだとか。
冷凍されたものを解凍した刺身って分かりますよね。
なんとなく水っぽいというか。
でも、今回こちらでいただいた刺身は冷凍ではない!のが分かるくらい、超新鮮!でした。
う~ん、これでトロが入ってたら最高だな~!
赤身ももちろん美味しかったですよ。
刺身だけでいただきましたが、やっぱり日本人としては、熱々の白いご飯と食べたいような。
そして最後の〆はデザート。
なんと、抹茶ブリュレ。
(初めて食べたかも、ブリュレ、なるもの)
(110ルフィア、別途サービスチャージ、6%GST。2019年5月現在)
表面は火であぶられパリパリとなった砂糖で覆われていて、それをスプーンでバリバリ割ると、
中には抹茶風味のプリンをもっとやわらかくしたようなものが。
抹茶のほどよい苦みと、砂糖の甘さ、いちごの酸っぱさのバランスが絶妙で、ペロッと食べてしまい
ました。
デザートは他にも、チョコレート味噌ケーキ、ブルーベリーチーズケーキ、抹茶ティラミス等があり
どれもおいしそう。
Oishiiチーム

メインシェフのファティーンさん(左から2番目)とシフさん(一番左)。
そしてスリランカ人シェフ、モルディブ人のウェイターさんで仕切られているOishii。
なんとモルディブ人経営なんですね。
モルディブのリゾートでシェフとして長年働き、日本人シェフから日本食を学んだという
ファティーンさん。
夢は日本に行き、本場の日本食を学ぶことなんだそう。
日本が大好き、料理が大好き!というオーラ―をひしひしと感じる、アグレッシブなキャラクター。
日本だとシェフ(料理人)は表には出ず寡黙で黙って、というイメージがあるのですが
ここは南国モルディブ。
シフさんはモルディブではめずらしい女性シェフ。
ファティーンさんとは対照的なキャラクターながら、彼が調子に乗って(?)話している間、
アピールすべき点を横からしっかり細かに補足する、かなりのしっかり者。
(う~ん、なんかうちの会社のキャラに似ているような)
見ていてかなり微笑ましかったです。
モルディブらしい明るさとのんびりとした緩さ(?)で、日本食を楽しめるOishii。
日本食が食べたくなったら、また行こうっと。
営業時間
(2019年5月現在)
平日:12:00pm-23:00
金曜:14:00-23:00
日曜:休み
ラマダン(2019年5月7日~6月7日)
平日:12:00pm-16:00 / 19:00-23:30
金曜:14:00-17:00 / 19:00-23:00
日曜:休み
連絡先:Tel +960 7956650